kumamotos020520 卒論準備レジュメ(暫定版)

 

栃木県の第三セクター事業は昭和63年10月28日のリゾート法認定を契機に展開された。主なプロジェクトは@ハンターマウンテンスキーボウル塩原Aアーデル霧降スポーツバレイBウエスタン村等であるが、他の第三セクター式リゾート事業とあわせて栃木県のリゾートを考えたい。

今後の方向性として、県の観光課や地域振興課にアクセスして県の行っている第三セクター事業の資料を借りて、改めて現在の栃木県のリゾート事業について見直す必要がある。

 

本日は、栃木県が出した「新世紀とちぎ観光振興計画」素案の内容から、栃木県の観光の現状と課題について言及したい。

現状

@     特性 自然景観、歴史的、文化的資源、温泉、レクレーション施設、宿泊施設、土産、特産品、祭、イベント、体験型観光、交通体系

A     観光客の推移 

     栃木県への観光客数の推移 平成12年の本県への観光客入込数は約5,236万人で、平成8年から5,200万人台で頭打ちの状態で推移。また、宿泊客数は約886万人で、景気の低迷等により漸減傾向が続いている。また、季節別の観光客の動向をみると、入込数では、夏休みや春の行楽シーズンである8月、5月が多く、次いで10月、7月の順・入込客数・宿泊客数とも、春から秋にかけて多い傾向にあり、宿泊数では、夏休みの8月がいちばん多く、秋の紅葉シーズンである10月、11月の順となっている。

     圏域別にみた観光客数の推移 入込客数を地区別にみると、日光国立公園への入込客数は、5年前の平成7年までは総入込客数の5割近くを占めていたが、平成12年では37.9%に減少している。宿泊客数の比較では、平成12年で日光国立公園内への宿泊客数が県全体の宿泊客数の89.2%を占めており、約9割を占めるこの傾向は一貫して続いている。

     外国人観光客数の推移 平成11年に栃木県を訪れた外国人は約14万1千人で、全国平均では15位。

課題

@「おもてなしのこころ」の醸成

A地域の特性を活かした魅力ある観光まちづくり

B新たな観光資源の発掘と整備

C交通基盤・体系の整備

D情報発信の強化

     IT化への対応

     観光案内所

E地域連携による広域観光の推進

F観光関連産業の振興と他産業との連携の強化

     観光関連産業の強化

     地場産業との連携

     食の活用

Gバリアフリーへの対応

H国際観光の推進とコンベンションの誘致・促進

     外国人観光客のための観光ルート、サインシステムの整備

     学会、スポーツ、各種団体等のコンベンション誘致